川崎市 多摩区 子育て支援 ママカフェ「リフレッシュサロン ひらけ!ごま」

川崎市多摩区にある子育て支援サロンです。スタッフには公認心理師・心理カウンセラー・保育士が在籍し、大人の居場所として大人も子どもも、安心・安全に周りと繋がりながら自分らしく生きるお手伝いをしています。「育ちあい」を合言葉に、大人向けや、心を育てるプログラムをメインにしています。

TEL/FAX.044-455-4478

〒214-0021 川崎市多摩区宿河原7-15-17 北辰ビル1F

カウンセラー山澤~コロナウィルスが教えてくれたもの~

カウンセラー山澤~コロナウィルスが教えてくれたもの~

外出自粛も2か月目に突入!

大人も子どもも、みんながストレス満タンになってきていますね。

 

テレビなどでは、必要な情報以上に、他者への批判や

様々な立場の人による、自分の考えの主張などが繰り広げられ

耳に入るだけでとてもストレスが溜まっていく状況。

 

見なければよい、聞かなければよい、と思いながらも

この先どうなっていくのか?という不安から

つい見てしまう人もいると思います。

 

人々の不安から、「自粛警察」なんて言葉が出来るほど、

みんなの心が疲れていて、ピリピリ、チクチクしている。

 

そんな大人たちの中に居ながら、幼稚園や保育園、学校にも行けず

 

自由に遊びに行くこともできず

 

自分ではどうすることもできず

 

子どもたちも不安やストレスの中で過ごしていると思います。

 

今の世の中は、不安や不信から、みんな自分のことで精一杯。

自分の不安を解消するために、自分の正義を振りかざし、

他の人の行動や言動のあら探しをしているような気がします。

 

でもね、私たち親が子どもに教えたいのは、そんなことじゃないように思うのです。

 

自分と意見や生き方が違っても

他人の考えや生き方を認め合うこと

 

誰にも正解が分からず、試行錯誤している中で、最初からやり方を

批判するのではなく、まず協力してやってみること

そして、やってみた結果、どうしたら良いのかを一緒に考えること

 

誰かに責任を押し付けて指示を待つのではなく、

自分で考え、自分で行動する勇気

 

誰かと自分を比べて、自分を卑下したり貶めるのではなく、

自分を認め、自分を大切に扱うこと

 

そんなことを、山澤はこれからの大変な時代を生き抜いていく

子どもたちに、一人の大人として教えていきたいのです。

 

コロナウィルスは、当たり前の日常を、いとも簡単に奪っていきました。

 

これまでの生活の中では、当たり前すぎて気づきにくかった大切なことを、

沢山教えてくれている気がしています。

 

人は一人では生きていけない

 

ということです。

 

ご飯を食べるのにも、誰かが作ってくれなくては食べられません。

お家の中では、ママやパパが作ることが多いでしょうか?

両親が働いている人などは、おばあちゃんが作ってくれるかも

しれません。

忙しい両親に代わって、デリバリーで届けてもらう人もいるかもしれません

 

ママやパパたちなどは、家族に美味しいご飯を食てもらうために、色々と考えて、

手間と時間をかけて、作っていると思います。

 

それって、家族に対する愛情なのです。

 

そのご飯を作るにも、スーパーやお店などで、食材を売っている人

がいるから、買うことができます。

仕入れをして、パッキングをして、値段をつけて、運んで、並べて、レジで売って、、、、

 

スーパーで売るための食材は、配送の人があらゆる所から

夜通し運んでくれています。

 

野菜を育ててくれる人がいなければ、サラダは食べられません。

 

魚を釣ってきてくれる人がいなければ、お魚も食べられません。

 

マスクを作ってくれる人、トイレットペーパーを作ってくれる人も同じ。

 

私たちがお買い物に出ない代わりに、通販で頼んだ商品を届けてくれる人

 

子どもたちの学校などの課題や、お手紙、荷物などを届けてくれる人

 

研究を重ね、みんなを助けようと薬を作ってくれている人

 

オンラインで仕事や、飲み会、離れた家族との会話が出来るように

電気を送り続けてくれている人

 

綺麗な水が水道から止まることがないようにしてくれている人

 

STAY HOMEで増えたゴミで町中が埋め尽くされないように集めてくれる人

 

病気で苦しむ人たちを救おうと、自らの体力や危険もかえりみずに、

患者と向き合ってくれている人たち

 

私たちは、たくさんの人の力で、日常というものを手にしてきているのです。

 

そして、それらの根本は全て、それぞれの人たちの、相手に喜んで欲しい、

役に立ちたいという愛情が含まれています。

 

自分で選んだ仕事でしょ

生きる為に働くのは当たり前

お給料をもらうためには仕方ない

 

と思うかもしれませんが、それでも、そういう人たちの働きがなければ

私たちは「日常」という平穏な生活を送れないということを、

コロナウィルスは教えてくれているのだと思います。

 

 

今、多くの人は、自分に目が向いています。

 

明日どうなるのか?

 

この先どうなるのか?

 

誰が助けてくれるのか?

 

この埋め合わせは誰がしてくれるのか?

 

 

そして、他人に目が向いています

 

なんでまだあんなことをしているんだ!

 

あの人だけ余裕があってズルい!

 

私だけこんな大変な思いをしているのになんで!

 

自業自得!許さない!

 

こんな気持ちは、お互いを消耗させ、お互いの足を引っ張り、

私たちが心から求める日常をさらに遠ざけます。

 

そこで、考えました。

 

これを読んでくださっている皆さんの心の中にある「感謝」の気持ち

 

どこに向けて表せば良いか分からない、何をしたら伝えられるか分からない

そんな気持ちをメッセージにして、サロンのシャッターに張り出そうと

思いました。

 

大きなことは出来ないけど、それでも、

 

毎朝お仕事に行かれる方の目に留まり

 

手紙や荷物を運んでくれる人の目に留まり

 

家族の生活のためにお買い物に出る人たちの目に留まり

 

一人でも「今日も頑張ろう!」と思ってもらえるような

不安とストレスで固まった心が少しほぐれるような

みんなの感謝が伝わればいいなと思っています。

 

名付けて「頑張るみんなへありがとうキャンペーン」

 

お子さんとも一緒に、日常の中の「ありがとう探し」について

お話してみてもらえると嬉しいです。

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